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法律と裁判制度

このHPでは「弁護士作花知志のブログ」から,法律と裁判制度,さらには各種事件に関する記事をご紹介いたします。法律と裁判制度につきましては以下の記事をご覧下さい。

女性の再婚禁止期間違憲訴訟と法の支配2016-01-16
私が担当させていただいていた女性の再婚禁止期間違憲訴訟について,平成27年(2015年)12月16日に,最高裁判所大法廷は,違憲判決を言い渡しました。 この訴訟は,原告の女性1人と訴訟代理人弁護士1人で,第一審の岡山地方裁判所から最高裁判所大法廷まで活動を行ってきました。たった1人の市民でも,裁判所で論理と証拠を積み重ねることで国を変えることができるという,「法の支配」の理念が発現したものであったと感じています。

判例は法か/女性の再婚禁止期間違憲訴訟から考える2016-01-16
私が担当させていただいた女性の再婚禁止期間違憲訴訟につき,平成27年(2015年)12月15日に最高裁判所大法廷は違憲判決を言い渡しました。 民法733条1項が規定する女性の再婚禁止期間が憲法に違反しないかについては,最高裁判所が平成7年12月5日判決が一度判決を出していました。つまり最高裁判所の判例が存在していたのです。 今回平成27年(2015年)12月15日に最高裁判所大法廷が出した違憲判決は,その最高裁判所平成7年判決の判例を変更するものでした。そのことから,「判例は法か」という興味深い問題を考えてみたものです。

ナポレオン法典と法の解釈2012-06-16
フランスの民法典などの主要四法典は,あのナポレオンが制定し,自ら「ナポレオン法典」と名付けたものです。その条文は,文豪が文章のお手本とするほどの美しい文章として知られています。実は,ナポレオンはそのナポレオン法典につき,「解釈をしてはならない」という命令を出したのです。そのエピソードを通して,法律ははたしてそれを制定すること自体が目的なのか,という点について考えた内容です。

グリム兄弟とサビィニー2012-12-19
ローマ法の大家として知られるドイツの法学者サビィニーは,共通項を総論としてまとめ上げる非常に抽象的・体系的な「パンテグテン・システム」の研究で知られています。それは,法律の形式面における美しさを追求したものです。日本の民法も,ドイツ法を継受することにより,その「パンテグテン・システム」を採用しています。 実は,「グリム童話」で有名なグリム兄弟は,大学で法学を学び,そのサビィニーを師としていたのですが,彼らは,その美しい体系である「パンテグテン・システム」ではなく,法律を支えているドイツの市民の方々の意識,文化,さらには風習を重視する立場に立ったのです。 このエピソードを通して,私達の社会に必要なのは,法律の形式面における美しさなのか,それとも法律を支える存在なのかについて考えた内容です。

裁判官の良心2010-07-25
刑法,刑事訴訟法の学者,学会の重鎮として広く知られ,現行刑事訴訟法の立法にも 関わられた団藤重光教授は,大学の退官後,最高裁判所の裁判官となられました。そして学者時代には一貫して反対していたある最高裁判所の法解釈について,最高裁判 事として,その法解釈を肯定するに至ったのです。学者としての法解釈と,裁判官としての法解釈は何が違うのでしょうか。仮にそこに違いがあるとすれば,司法権の担い手としては,存在する法にどのようにアプローチすることが社会から望まれているのでしょうか。

小田滋元国際司法裁判所判事と裁判官の良心2011-04-11
国家と国家との紛争を解決するためにオランダのハーグに設けられた国際司法裁判所で裁判官をされていた日本人の小田滋さんが,核兵器を使用することは国際法上違法ではないのかが問題とされた核兵器使用の合法性事件(1996年)を担当された際,原爆が投下された日本出身の裁判官であるということで,その意見が注目されました。でも小田さんは,「違法ではない」という意見を述べたのです。この事件と小田さんの立場から,裁判官の良心について考えた内容です。

ロボットは裁判官になりうるか2010-10-11
『20世紀少年』などの作品で知られる漫画家の浦沢直樹さんに,『PLUTO』という作品があります。『PLUTO』は,手塚治虫さんの作品である『鉄腕アトム』に含まれた『地球最大のロボット』という作品を,浦沢直樹さんがリメイクしたものです。その『PLUTO』の中に,ロボットの裁判官が登場するのですが,実際の私達の社会でも,ロボットが裁判官となる日は来るのでしょうか。仮にロボットは裁判官となりえないとするならば,それはなぜでしょうか。

2は1に勝てるのか2011-02-06
3人の裁判官の合議事件でのブラック・ユーモアに,裁判長が評議室に戻ると,あと2人の裁判官がなにやら話をしており,さらには何か書面を作っているので,裁判長が何をしているのかをその2人に問いますと,先ほどの重大事件につき2人の意見交換をすると,2人とも有罪であると意見が一致したので,仮に裁判長が無罪の意見だとしても2対1で有罪が多数意見なので,もう有罪の判決を書いているのです,と答えた,というものがあります。仮にそれが法律上望ましくないのでしたら,法が合議事件を設けているのはなぜなのでしょうか。法律制度と意見における「多数決」について考えた内容です。

レオナルド・ダビンチの『渦素描』と虹2012-01-25
レオナルド・ダビンチは,水の流れをデッサンして,「永遠のものの中にこそ美がある」と言われたそうです。その思想には,司法の作用,社会の見方とつながる何かがあるのではないか,ということを考えた内容です。

平野龍一先生・法律学全集『刑事訴訟法』の逸話2010-08-06
平野先生が1958年に発表された同書は、戦後アメリカの影響下で制定された現行刑事訴訟法に、平野先生ご自身のアメリカ留学経験を踏まえた解釈論を与えるものとして、実務・学会に大きな影響を与え、司法試験受験生なども皆この本を利用して勉強をされていた名著です。でもそんな名著も発表から20年、30年経っても、平野先生は一切改訂版を出そうとはされなかったのです。それはなぜでしょうか。

司法修習生の方へのメッセージ2010-11-29
司法試験に合格した者は,司法修習生となり全国各地の裁判所・検察庁・弁護士会に配属されて研修を受けます。その研修を通じて,自分が裁判官・検察官・弁護士のどの道に進むのかを決めるのです。その司法修習生の方々へのメッセージとして,司法権の担い手に求められていることを考えた内容です。

永遠の時間,限られた時間2010-12-08
将棋のプロ棋士に,羽生善治さんと互角の対戦成績を残しながら,若くして亡くなられた方がいます。その方の凜とした生き方や残された言葉を通して,私達が人生や社会にどのように向かい合うべきかを考えた内容です。

サンタクロースはいるのでしょうか?2013-12-01
アメリカの新聞に,8歳の女の子が「友だちとサンタクロースの話をしていたら,サンタクロースなんていないんだ,と言われた。サンタクロースはいないのですか?。」という内容の手紙を送ったことがありました。その女の子の疑問に対し,新聞社は社説を使って,「サンタクロースはいるのです。」という回答を行いました。その出来事を通して,私達の社会を支えている存在について考えた内容です。

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