- 任意整理
- 弁護士が債権者と直接交渉を行い,分割払いの和解を成立させるものです。
- 破産
- 全ての財産を精算した上で,全ての債務を支払う義務を免除してもらうものです。
- 民事再生
- 債務全額の内,一定の金額を数年間に渡り積み重ねると,残額については免除されるというものです。民事再生を行う一方で,住宅ローンの支払いをして自宅を残すことができる特別な民事再生もあります。
- 過払金返還請求
- 金融業者に支払う利息の一部が利息制限法に照らして無効となり,支払った利息の返還を求めることができるものです。
- ヤミ金と強盗2011-11-18
- ヤミ金に追われたため高知から岡山まで逃げ,その結果強盗を行ったという人の裁判が行われたことがありました。ヤミ金を始めとする借金の問題が引き起こした悲劇です。その事件を通じて,弁護士に依頼しやすい社会について考えた内容です。
- 破産とbankruptcy 2013-07-06
- 借金のご相談に来られる方からは,よく「破産制度」についてとても悲観的なイメージを持たれていることを伺います。そして,実はその「破産」という言葉の元となった「bankruptcy」という言葉にも,そのような否定的な意味があったのです。ところが,近時の研究により,その「bankruptcy」という言葉の由来は実は根拠がないのではないか,との報告がされているのです。「破産制度」を人生の再出発として考えるきっかけとなれば,と思いまとめてみた内容です。
- 闇金ウシジマ君2012-09-03
- 映画『闇金ウシジマくん』を見る機会がありました。作品を通じて感じたのは,「恐い」という感覚です。その「怖さ」は「お金」という存在の怖さです。 映画では,金に狂う人,金に苦しみ続ける人など,複数の登場人物の生活と人生に,法外な利息で金を貸し付ける主人公のヤミ金融業者の丑嶋が関わり,「お金」という存在の怖さが現れます。 作品を拝見し,法律家として感じた込められたメッセージについて,まとめております。
- 闇金ウシジマ君part22014-05-25
- 映画『闇金ウシジマ君part2』を見る機会がありました。第一作と同様に,お金がいかに怖い存在であるかについて,強いメッセージが込められた作品です。 本来お金とは,経済社会を円滑に動かすための道具であるはずであるところ,それが逆転して,お金に心を操られる人がいるのではないか,そんな心を持つと,ヤミ金融業者の丑嶋が現れるのではないか。 作品を作られた方々の,そんなメッセージを感じました。法律家としての感想をまとめております。
- 紙の月2014-12-07
- 映画『紙の月』は,宮沢りえさんが演じる主人公の女性が,銀行での勤務を続ける内に,年下の愛人ができ,銀行の顧客の金を横領することを重ねて,次第に破滅の道に向かっていく,というストーリーの作品です。 映画で示唆されている「お金で得られるものは,しょせん紙でできた月のようなものなのです」という教訓について,考えた内容です。