弁護士は大学院で国際法を専攻していましたので,宇宙法に対する理解があります。
アメリカでは,すでに民間の会社による宇宙旅行等の宇宙活動・宇宙ビジネスが行われていますが,日本でも,これまで宇宙航空研究開発機構(JAXA)だけを想定してきた従来の法制度を改め,民間が参入しやすい環境を定めた「宇宙活動法案」が,平成28年(2016年)3月4日に国会に提出されました。今後は日本でも,民間による宇宙活動や宇宙ビジネスが活発になっていくことが予想されます。新しい時代の新しい法分野ですので,宇宙活動や宇宙ビジネスをお考えの方は,弁護士の助言を受けながら活動をされることをお勧めします。
また,現在では,民間旅行会社により,宇宙旅行が売り出されるようになっています。しかし,旅行代金が高額であるのに対し,打ち上げを行う会社が外国会社であることなどから,その契約内容には不明瞭な場合があり,注意が必要です。宇宙旅行をお考えの方は,一度弁護士に相談されることをお勧めします。
- 宇宙活動法案が国会に提出されます2016-03-08
- アメリカでは,すでに民間の会社による宇宙旅行等の宇宙活動・宇宙ビジネスが行われていますが,いよいよ日本でも,これまで宇宙航空研究開発機構(JAXA)だけを想定してきた従来の法制度を改め,民間が参入しやすい環境を定めた「宇宙活動法案」が,国会に提出されました。 新しい宇宙時代の幕開けを告げる法律になりそうです。いよいよ弁護士が宇宙法の生成・発展に寄与する時代が来た,と思い,とてもわくわくしています。 そんな宇宙法の歴史に,新しい1ページが刻まれることになります。平和で国境線のない宇宙がいつまでも続くような宇宙法の発展を期待したいと思っています。 私も弁護士として,新しい宇宙法に新しい時代に即した意味を与えていければと考えています。
- 宇宙旅行訴訟2010-06-05
- アメリカでは,約25億円の宇宙旅行契約を締結したものの,出発直前に健康上の問題で宇宙に行くことができなかった方につき,契約約款に「本人の健康上の問題により宇宙旅行ができなかった場合には,旅行代金は返金しない」との条項があることを理由として旅行会社が25億円の返金を拒んだ事件が起き,訴訟となった事件をご紹介する内容です。
- 宇宙旅行と宇宙港2011-10-19
- アメリカのニューメキシコ州に建設中でした,世界初の民間の商業宇宙船発着基地「スペースポート・アメリカ」の主要滑走路がこのほど完成し,完成式典が開催された,という記事を御紹介いたします。同基地からは,宇宙旅行会社「ヴァージン・ギャラクティック」の有人宇宙船である「VSSエンタープライズ」が,数ヶ月後である2012年初頭にも宇宙ツアー客を乗せて飛び立つ予定だそうですよ。宇宙旅行の商業化が,今後宇宙法にどのような影響を与えていくのか,とても楽しみですね。
- 宇宙旅行と宇宙開発2014-01-08
- 2014年中に,いよいよ日本でも,宇宙旅行専門の会社が設立されることが発表されました。これまでは国家機関により彩りが与えられていた「宇宙」という舞台に,今後は民間の人々によっても,色が与えられていくことになります。「人類の共通財産」としての宇宙空間を大切にしてほしい,その概念にふさわしい宇宙活動であってほしい,という願いを込めて記事をまとめております。
- ヤフー・ニュース「岩城滉一さんに続いて『宇宙旅行へ』!?」でコメントを担当しました2013-04-20
- 俳優の俳優の岩城滉一さんが,2014年に芸能人としては初めて,宇宙旅行に行くことが決まったことが話題になっていますね。それは宇宙旅行時代の到来を告げるニュースですし,誰もが皆,宇宙空間と青い地球を見る機会を得られることを意味することです。でも実は,宇宙旅行には色々と,注意しなければならない法律の問題点があるのです。ヤフー・ニュース「岩城滉一さんに続いて『宇宙旅行へ』!? 注意すべき『法律上の問題』とは?」でコメントを担当させていただきましたので,またご覧下さい。
- 宇宙旅行をお考えの方はご注意ください2013-04-21
- 俳優の岩城滉一さんが,2014年に芸能人としては初めて,宇宙旅行に行くことが決まったことが話題になっています。その報道を通して,「自分も宇宙旅行に行きたい」と思われている方が多いのではないでしょうか。でも,宇宙旅行契約には,いくつか認識していなければならない法律上の問題点があるのです。その注意点をまとめております。宇宙旅行をお考えの方は,一度弁護士に相談されることをお勧めします。
- スペースシャトルとお星様2012-09-22
- イスラエル人で初めて宇宙飛行士となった方が,第二次世界大戦中にアウシュビッツ強制収容所で犠牲になった少年の月の絵を宇宙に持って行かれました。でも,その後スペースシャトルに事故が発生したのです。 二重の悲劇はあまりに悲しいことです。でも,宇宙から「国とはなにか。私達は国をどう動かしていくべきか。」についてメッセージを送ってくださったその宇宙飛行士の方の思いは,永遠に私達の心に生き続けることだと思います。