2015年02月18日女性の再婚禁止期間違憲訴訟について事件が最高裁判所大法廷に回付されました
私が担当させていただいており,現在最高裁判所に係属している「女性の再婚禁止期間違憲訴訟」について,それまで係属していた最高裁判所第三小法廷から,大法廷へと回付された,との連絡がありました。
裁判所法は,最高裁判所が新しい憲法判断を行う場合には,大法廷で行わなければならない,と規定しています。この問題については,一度最高裁判所が平成7年に判決を出しているのですが,その際は,女性の再婚禁止期間を改正しない国会の立法不作為は国家賠償法上違法ではない,との判断が出されたものの,憲法判断はされていないのです。
今回,事件が最高裁判所大法廷に回付されたということは,21世紀という新しい時代における新しい憲法判断が出される可能性が出てきた,ということを意味しています。
詳しい経緯につきましては,ブログ記事としてまとめておりますので,ご覧下さい。