2013年05月08日報告書「法科大学院制度における教育と司法権の担い手としての能力との関係」をまとめました
私のブログである「弁護士作花知志のブログ」では,司法試験受験生の方々を念頭においた連載記事「頑張れ!司法試験受験生シリーズ」をお送りしています。
その連載で受験生の方々にお伝えしたいことは,「司法試験とは決して『正解を知っているか』『知識を持っているか』を見ようとしている試験ではなく,『法を使って新しく社会で発生した問題を解決できる能力を持っているか』を見ようとしている試験なのだ」ということなのです。
私が考えるその司法試験で求められている能力とは,一言で申しますと「歴史家としての能力と予言者としての能力」と表現できると思います。そしてその能力を伸ばすことが求められているのが,法科大学院制度なのだと思います。
そのような観点から,「法科大学院制度における教育と司法権の担い手としての能力との関係〜歴史家としての能力・予言者としての能力〜」というタイトルの報告書をまとめる機会がありました。これから司法試験の受験をされる方々だけでなく,これから法学部や法科大学院の受験をして,将来は法律家になりたいと思い始めている方々にも,何か参考になるのではないか,と思っています。またお時間のある時にでもお読みください。